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※ この記事は 2010年9月 の記事を加筆修正して再公開したものです。
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「ガス給湯器の交換なんやけど予算ないねんなぁ~ 今24号付いてるねんけど16号でもエエんかな?」
とか
「今、16号のガス給湯器が付いてるんやけど、石油の給湯器、同等品で何万キロカロリーの選んだらいいの??」
とか・・・
いつも普通に 〇〇号 とか 〇〇キロカロリー って言ってるけど、実はどのくらいの大きさなのかあまり良くわかってない。最近のカタログには 〇〇kw なんて書き方もしてあるし。。。
家族の人数やお湯の使い方なんかでわかり易~い目安みたいなのってないのかな??
この機会に 号数、カロリー、キロワット、整理して覚えちゃいましょう。。。
まずは、 熱量 のおはなしから・・・
熱量は通常「kcal」で表わされます。
1kcalとは1Lの水を1℃上昇させるのに必要な熱量 のことをいいます。
したがって、10Lの水を10℃上昇させるには、
10Lx10℃=100kcal 必要となります。
一般にALの水をB℃上昇させるに必要な熱量Qは、
Q=A×B
で求められます。
次に、号数 のおはなし。
ガス給湯器の能力は一般的に「号数」で表記されます。
1号というのは水温から25℃上昇させたお湯を1分間に1リットル出せる能力 のことです。
ですから、熱量で表すと次のようになります。
1号の熱量=25〔kcal/分〕 (25〔上昇温度〕x1〔L/分〕)
・・・っで、これが話をヤヤコシくしている原因なのですが、
石油給湯器のカタログで使用されている3万キロとか4万キロっていうのは
「毎時」 なので、30000kcal/h、40000kcal/hのことなんです。
ですから、1号をkcalになおすと、
25〔kcal/分〕×60〔分〕=1500〔kcal/時〕 となります。
新JISによる国際単位(SI)への能力表示の変更で
≒1.74kw とも表されます。(1kw≒860kcal/時です)
つまり
1号=1500kcal/時≒1.74kw
なんですね
ということは・・・
16号=24000kcal
20号=30000kcal
24号=36000kcal
いこ屋店主は思いっきり略してだいたいで
20号のガス給湯器=30000kcalの石油給湯器
24号のガス給湯器=40000kcalの石油給湯器
↑ のように丸暗記してます(笑
昔、井戸水(15℃の水)を,洗い物に使う湯(40℃)に沸かして1分間に1リットル出す能力を1号と言い始めたそうです。
っで、流しで洗い物をする時1分に5リットル位のお湯を使いたかったので台所用の湯沸しは5号が普及したそうです。
井戸水ではなく、夏の水道水は30℃位(40-30=10℃UP)、冬の水道水は5℃位で(40-5=35℃UP)
必要熱量3倍以上となります。
真冬の水道水をシャワーに使うには(シャワー温度40℃、水道水5℃、水量15L/分と仮定すると・・・)
40℃-5℃で
35℃X15L/分X60=31500kcal/時
20号位は無いと冬に快適なシャワーは使えないということになります。(あくまでも机上の計算ですが・・・)
当然ながら、冬場にシャワーを使いながら、台所で皿洗い等、2ヶ所同時給湯で快適にお湯を使いたいとなると、それ以上の能力が必要になります。
ヤヤコシイ計算式は置いといて、
「20号=30000kcal/時」
と
「30000kcal、20号位は無いと冬場に快適なシャワーは使えない」
この2つを覚えておくと、けっこう何とかなるものです。。。
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