BA様からのお問い合せ
>タンクの品番は「SH680BA」です。
>ダイヤフラムの交換をしましたが、ボールタップからの水漏れが治りません。
>ボールタップ全部の交換が必要ですか??
SH680BA のダイヤフラムってことは、TH405S ですね。
ごくまれに HH07025R の劣化もありえますが、ほとんどの場合このボールタップは TH405S の交換で水漏れは治るはずです。
1999年頃から発売され始めたダイヤフラム式のボールタップについては、こちらの3本の記事を御覧ください。。。
↓↓↓
ゴムが破れるとこうなるっ!TOTO TS890A 型用ダイヤフラム部 TH405S HH11113
【反響大につき加筆】ゴムが破れるとこうなるっ!TOTO TS890A 型用ダイヤフラム部 TH405S HH11113
【HH11033R】TOTO ダイヤフラムにも種類があるのねん【TH405S】
ダイヤフラムを交換してもボールタップからの水漏れが治らない時、次に劣化を疑うべき部品は「排水弁」です。
排水弁はタンクの下部でタンクの水を止めている部品です。(画像の青い囲みの部品です)
タンク右側面にあるレバーと玉鎖でつながっていまして、トイレ使用後レバーを操作すると排水弁が開いてタンク内の水が便器に流れて汚物を流す・・・って仕組みになっているわけです。
タンク内の水がなくなりまして、排水弁が閉じるとボールタップから新しい水がタンク内に溜まっていきます。いっぱいになるとダイヤフラムが働いてボールタップは給水を終了します。
通常排水弁が閉じている時、タンク内の水は便器に流れ出ることはないのですが、排水弁が摩耗してくるとトイレ未使用時でも少しずつタンク内の水が便器に流れ出るようになります。流れ出る水は、目視で確認できないぐらい少量の場合もありますが、トイレ未使用の時間が長いと、たとえ少量でも確実にタンク内の水は減りますのでボールタップは減った水を補うために給水を行います。
だれもトイレを使用していないのに時々ボールタップが動いている!気味が悪い!!・・・なんていうのは、たいがいこれが原因です。。。
流れ出る水が目視で確認できるぐらいになってくると、ボールタップからの水の補給は断続的ではなく継続的に行われるようになるので、ボールタップは正常に給水動作をしているのに、まるで故障して水が止まらなくなっているように見えます。
今回のBA様のパターンはこれかなぁと思います。
ボールタップが故障しているのか、排水弁が摩耗しているのかを判断する簡単な方法があります。
トイレを使用せずに少しおいた状態で、タンクのオーバーフロー管(画像の赤い囲みの丸い筒状の部分です)から水があふれていたらボールタップの故障。水があfれていなければ排水弁の摩耗です。
SH6870BAの排水弁は HH08008Z です。
SH680BAの他にも SH30BA/SH32BA/SH33BA/SH90BA/SH91BA/SH92BA/SH93BA/SH370BA/ SH371BA/SH380BA/SH381BA/SH670BA/SH671BA/SH680BA/SH681BA/SS90BABF/ SS91BABF などに適合します。
2000年台後半に発売された、SH60系 SH260系 等にはHH07043Z が
適合します。HH07043Z で合う代表的なタンク品番は SH60BA/SH61BA/SH260BA/SH261BA 他多数です。
似たような形のタンクでも、上記2品の排水弁で合わないものも存在します。
お問い合わせ の場合は便器の品番、タンクの品番を必ず調べて頂きますようお願いします。
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