インターネットで配管材料を販売するようになって1年と少し。
水道快適でいこ屋! は滋賀県近江八幡市にあるのですが、
滋賀県以外のさまざまな地域の水道屋さんともメールや電話でお話する機会が増えました。
そんな中で驚いたのは、地域によって配管材料の種類や工法が大きく異なる事。
水栓柱
架橋ポリエチレン管、ポリブテン管
水道用フレキ管
etc etc ・・・
そんな中で、オフロの追焚き配管も地域性のでる材料のひとつです。
追焚きの配管は、どうも地域によって
ゴムのペアホースを使用する地域と
架橋ポリエチレン管を使用する地域に分かれるようです。
水道快適でいこ屋!のある滋賀県ではゴムのペアホースが主流です。
今回はこのフロ追焚用ペアホースについて・・・
フロ追焚用のペアホースは現在様々なメーカーが発売していて、
種類も多いのですが、一番名前が通っていて、草分け的存在なのは
ハイイブリッドホース ではないかと思います。
製造元は ハタノ製作所 というメーカーさんですが、ここからのOEM供給を受けているメーカーさんも数多くあります。
ハイブリッドホースが発売されたのは1998年。
バツグンの施工性の良さで一気に広まり、
(それまでは12.7ミリの銅管での接続が主流でした)
現在では後発の製品で、ハイブリッドホースより安価で性能も同等以上のものが販売され始めました。
・耐熱温度 65℃
・最高圧力 0.3MPa
・曲げ半径はR120以上
さて、ハイブリッドホース とその他後発のホースの互換性についてですが、ホースの内径と外形に注意が必要です。
追焚きのホースは通常タケノコと呼ばれる ホースニップルとバンド を使って接続されるので、
内径と外形の異なるホースを使うと、タケノコとバンドも異なったものを用意しなければならなくなります。
ハイブリッドホースの内径×外形は
13mm×23mm。
後発のホースの中には異なった内径外形のホースも存在します。
いこ屋店主 の個人的見解 ですが、ハイブリッドーホースからそれ以外の後発メーカーのホースに乗り換える場合、
内径×外形=13mm×23mm
のホースを選択することが望ましいと考えています。
そうすれば、ホースニップルとバンドはそのまま使えますから。。。
ハイブリッドホース とは別に、2005年頃からハタノ製作所が販売した カキンホース というホースがあります。
ハイブリッドホース 同様、OEM供給を受けて販売したメーカーさんも数多くありました。
ごらんのように、非常によく似ています。
刻印で確認しないと間違えそうです。
カキンホースのウリは
「追焚配管だけでなく、エコキュートのヒートポンプユニットと貯湯タンクユニットの間の配管(連絡管)としても使用できる」でした。
(ハイブリッドホースは追焚配管にしか使用できません)
エコキュート接続用としてペアでなくシングルで10mmの保温材をつけたもの等、いろいろな形状で幅広く販売されました。
一部のエコキュートメーカーの純正部品としても販売されました。
現在では販売終了となっていますが、このカキンホースとハイブリッドホースの特性を混同して、
ハイブリッドホースをエコキュートの連絡管に使用してしまう事故が時々起こっているようです。
追焚用ペアホースは文字通り追焚き配管専用のホースです。
エコキュートのヒートポンプユニットと貯湯タンクユニットの間の配管(連絡管) や 給水給湯配管 には使用できませんのでご注意下さい。
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