OT様からのお問い合わせ
>水栓交換します。
>取付ピッチは120ミリ。
>品番は分かりませんが、一時止水付です!!
さてと・・・今回の水栓は KVKさんの「KF205」です。
OT様のお問い合わせの中には、水道屋さん以外の方には聞き慣れない言葉が2つ入っていますね。「一時止水」と「取り付けピッチ」です。
まずは、「一時止水」のご説明から・・・
今回のような2ハンドルの混合水栓では、まず最初に適温のお湯が出るように湯水それぞれのハンドルを調節しますよね。
シャンプーして、泡落とすのにシャワーして、次にリンスしている間、お湯出しっぱなしじゃ勿体無いですよね。でもお湯を止めるには湯水それぞれのハンドルを閉めなければならない。そして当然次に適温のお湯を出すにはまた湯水それぞれのハンドルを調節しなければならない。
めんどくせ~! じゃないですかww
なので、この めんどくせ~! を解消するため、一時止水付の2ハンドル水栓には文字通り「一時止水」の機能がついているのです。
上の画像の赤丸の部分の白いハンドル。右に回すと吐水パイプから吐水、左に回すとシャワーから吐水となっているのですが、一時止水付の2ハンドル水栓の場合は、なんと中間で吐水パイプ、シャワー、どちらからも水が出なくなる「一時止水」というポジションが付いているのです。
これが付いていると、一旦調節した適温のお湯のポジションをシャンプーからリンスが終わるまでずっと保持できるのです。一時止水付の2ハンドル水栓は一時止水なしの2ハンドル水栓に比べると少し価格は高いですが、使い勝手は圧倒的に良くなるので、一時止水付の2ハンドル水栓の方がオススメなのです。。。
そして2つ目「取り付けピッチ」
水栓には「壁付水栓」と「台付水栓」という2つの取付形態が存在します。そして、台付水栓の取替の際に必ず確認しなければならないのが、お湯と水の配管が何センチの間隔で立ち上がっているのか?という「取り付けピッチ」なのです。
取付ピッチは85ミリ、100ミリ、120ミリの3種類が存在します。(100ミリの事を102ミリと表現するメーカーさんもありますが同じサイズと考えて問題ありません)
画像では、OT様はハンドルとハンドルの間隔をメジャーで確認しておられますよね。120ミリですね。。。
ところがっ!
ここに落とし穴があります(笑)
そうですよね~普通はハンドルとハンドルの間が120ミリだから、下側の取付ピッチも当然120ミリ・・・と思うのですが
なんとびっくり(笑) 100ミリなんです。
大多数の水栓は 「ハンドル間隔 = 取り付けピッチ」 なのですが、KF205のようにハンドル間隔と取付ピッチの異なる水栓も存在します。
水栓取り換えの場合は、事前に点検口を開けて、下側から取り付けピッチを確認されることをおすすめします。。。
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