毎度おなじみ。
ヘタクソないこ屋店主のイラストをごらんください・・・
減圧式の給湯器(石油、電温etcetc…)の配管例を思いっきり簡略化して書いてみました。
「ボイラーの逃し弁から水が吹いとるねん!なんとかしてくれ!!」
「安全弁も減圧弁も新品にしたんやで!!」
「止まらへんのや(泣)」
「ボイラーが悪いんかいな??メンテナンス依頼してくれ!!」
減圧式のボイラーの工事で時々聞く工事屋さんの叫び声ですw
安全弁も減圧弁も新品 → ボイラーの故障
・・・っと、思いたくなるところですが、メンテナンス依頼する前に
ボイラー入り口のバルブを止めてみましょう。
止まりましたか?
(止まってしまうとここで話しが終わってしましますw
実際止まらないことが多いのです。)
ボイラー入り口のバルブを止めている。
つまり、水がボイラーに入っていっていないのに、
安全弁からは水が吹き続けている。
不思議な現象です。
逃し弁から吹いている水は一体どこから来ているのでしょう。。。
実は、安全弁から吹いている水は、
給水管の水が混合水栓から給湯配管入り込んで
逆流してきたものなのです。
温水器の給水バルブを閉止しても安全弁からの水が出るようなケースの場合、
ほとんどの場合は、この 「逆流」 が原因だと思います。
通常、混合水栓には逆止弁が取り付けられており、
「逆流」が起こらないように作られています。
しかし、経年劣化やゴミや緑青などで作動不良になることがあります。
そうすると、
水圧の高い給水側の水が水圧の低い給湯側に入り込むのです。
さて、解決策ですが、当然ながら動作不良の逆止弁の補修ということになります。
上記のイラストには混合水栓が一つしか付いていませんが、
実際には複数の水栓が付いていることが通常であり、
原因の水栓の特定が第一ステップとなります。
止水栓の上に簡単に取り付けられる簡易型の 逆止弁 もあります。
特定の方法は、
症状が出ている時に水栓の湯または水の止水栓を一箇所づつ閉止して、
安全弁の水が止まるかどうかをチェックします。
バルブが開きっぱなしにされることが多い
全自動洗濯機に取り付けられた混合水栓や、
一時止水機能の付いた2ハンドルのシャワー混合水栓なんかは、
要注意なのです。
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